イルカの知性と能力

イルカの驚くべき知性と能力

 

イルカ

イルカの知性はヒトに次ぐ能力があると言われていた時期がありました。脳の重さから推定した話ですが、最近では、脳の「ニューロン細胞」と「グリア細胞」の比率から「人並み」や「かなり高い知性」とは言えず、レベルを下げています。

とはいえ、他の動物に比べれば、格段に知性が高いことは明らかです。チンパンジーレベルとかの話もありますが、そもそも生態も生活環境もまるで違う生き物ですから、価値観の置き場が違って、比較することが困難です。語彙はチンパンジーよりはるかに多いです。

 

かれらのもう一つの突出した能力に「エコーロケーション」があります。「コウモリ」や「アイアイ」も同様の能力がありますが、イルカの場合、その能力はけた違いに強力です。

 

アイアイは樹木の枝を「コツコツ」聴診して内部を知ります。コウモリは飛行のため能力ですからイルカに似ています。エコーロケーションはヒトが想像するより鮮明な「画像」として情報が処理されます。まさに「見ている」のに近い感覚器です。イルカは水中で行うのでコウモリより広範囲、遠距離の画像を認識できます。海中での視力の恩恵は大気中より低いので、エコーロケーションは極めて有効な感覚器官です。
また、目視と大きく違うところは、自ら音波を発射して「見える」ことです。目視は光を受けるだけですから、便利さはまるで違います。「音」を利用しているので「色」は識別できませんが、「内部」が見えます。病院の「エコー」と同じです。

 

彼らは、胎児ともコミュニケーションができます。生まれたばかりの赤ん坊が親ではない大人から養育されたり、出産直後は、母の介護係、新生児の呼吸確保係、保安係が分担されます。その様子から、赤ん坊が最低限の語彙を得て生まれてくると想像されています。

 

イルカは肉食です。食物を得る行動は極めて合理的、かつ、効率よく行われます。集団で独特な漁法を用いて採餌するのですが、ここにも発達した言語力が認められます。採餌が効率よく行われるので、「余暇」が十分にあります。この自由時間に遊ぶのです。

 

彼らは大きな身体を高速で移動できるので、そのパワーもド迫力です。高速での衝突は自動車事故に匹敵する破壊力です。貪欲な肉食の悪魔ホオジロザメはイルカを襲いません。

 

イルカはコミュニケーションが能力によって高度な社会を構成していますが、その社会性があるが故、残念ですが「いじめ」も行います。時に、リンチで殺すことも観察されています。